ひげだより 過去ログ10 2003年7月
当番 鍵原 真澄 劇場にいらっしゃった時にお渡しする当日パンフレットには「出し物師紹介」というものがついている。 これは自分ではなく他の出し物師を紹介する文章で、誰を紹介するかはくじ引きで決めている。 お芝居が始まるまでの時間つぶしになればと始めたものだが、 これが予想外に出し物師を苦しめている。 どうすれば決まった文字数内でその人の人柄を伝えることができるか。 これが至難の業なのだ。 渋谷などいい例である。 彼女はやることもおかしいが雰囲気そのものがかなりおかしい。 どんなにがんばっても文章で伝えられるものではない。 それでも少しでも全員の人柄が伝わればと毎公演頭をフル回転させて作っている力作ぞろいだ。 本当のところ皆の紹介文を読むのを一番楽しみにしているのは当の出し物師たちだろう。 さあ、みんな。 今回もがんばって作りましょう!
当番 神宮 陽子 ひげ太夫恒例の深夜稽古が13日からはじまった。 しかしあいにくの雨。 稽古場の入り口についている少しの屋根と一つの灯りの元 かなり密集した形で深夜稽古はスタートした。 冬は寒さとの戦いの深夜稽古。しかし今は夏。 夏は蚊との戦いだ。でも今日は雨なので狭さとの戦いになった。 「本当はここにいるはずなんだけど、今は雨に濡れちゃうからここにいると仮定して・・・」といった感じで同じ場面に存在するはずの家具のマイムを場所を譲り合いながら一つ一つ丁寧に作ってゆく。 「さすがに寝っ転がったりは出来ないだろう」という座長に 細川さんは「私、カッパとジャージだから大丈夫です」と 何のためらいもなく稽古場の玄関口に寝っ転がった。 きっと何の事情も知らない人から見たら、かなり不思議な集団だったに違いない。 こんな風に日々稽古は進んでいますのでぜひお楽しみに!! 乞うご期待!!
当番 吉村やよひ 今回もテーマ曲 がなかなか出来なかった。 ぴんとこないのばっかり浮かんできて、さっぱりだめだ。 と思ってたら、 バイトに行く電車の中で、急に頭のフレーズが浮かんで、そのまま最後までさーっとできた。 結構複雑なメロディーだから、もう2度と歌えないかもしれない、と焦りながらノートにメモした。 大体浮かんだとおり書けたと思う。 その日の午後には、又別の曲がさーっと出来た。 こういうこともあるのだなあ。 その曲をさらに改善して、高音部や低音部を考えて、 紙に書いて皆に配った。 _ _ ー ミ♭ーファソ こんな具合にカタカナの上に音の高さが 点字のように付いている図。私が開発した 目でも、理屈でも曲が思い出せる、ニセ楽譜。 結構半音もいっぱいで「難しいのつくちゃったなあ」 と思ってたのに、みんな2曲とも一日でだいたい覚えてしまった。 その前日にも別の曲を発表してあるから、 2日で3曲だ。 みんなの頑張りもあるだろうけど、 この「ニセ楽譜」が実は結構効いてるんじゃないかと思う。
当番 鍵原 真澄 雨が降ると稽古にマット(「ひげだよりH14.10.22〜」「日誌73」参照)を持っていけなくなる。 「今日こそは」と思うけれどそんな日は必ず雨が降ってくる。 無理して持っていくことも考えたが、後のことを考えると躊躇してしまう。 我が家にはマットを干すスペースはない。 梅雨時であることも考えると、そのまま袋に入れておくとかなりの確率でカビが発生するだろう。 家主としても稽古に使う者としてもそれは嫌! 雨は嫌いではないが、マットが絡むと途端に梅雨明けが待ち遠しくなる。
当番 吉村やよひ 結構、本番間近だ。 稽古が遅れ気味なんで焦る。 でも公演前はいつも、必ず、もれなく焦るので、もう慣れっこだ。 「いや、それにしても今回こそは本当にやばい」 とか言うのも毎回なので「まただよ」と言う感じ。のんびりと焦っている。 逆に「今回はばっちり」なんて思う方が危険かも。 まあ、そんな心配しなくても一生そんなこと無いと思うけども。 いや、ばっちりな事が一つだけあった。 舞台美術がもうすぐ完成するらしい。 いつもなら今から材料買う、と言う感じだから、これはひげ太夫にとっては大分早い。 ★ ★ ★ ★ ★ 今回のデザインはいつもと違う発想で考えたから、新鮮で気に入ってもいるけど、 同時に舞台から浮かないかなあ、と不安もちょっとあった。 作成担当はプロの美術屋・田中さん。 先週その工房に行って、作りかけの実物を見せてもらった。 そしたら一気に不安は吹き飛んだ。ダイジョブだ。これでいける。 工房には出し物師も何人か手伝いに行ってくれた。 ことに細川は、バイトを休んでかなりの日数通っている。 こないだ私が行った時には、もうこの工房の昔からの住人のようにになじんでいた。 頭にタオルを巻いて、絵の具やベニヤに囲まれているのが非常に似合う。 初めてやって来た私に「この上が着替えるとこです」「裏からも出られます」 とかいろいろ案内する合間に、出入りするほかの美術さんにも 「あのパネル、カッコいいッスね」などと挨拶をしていた。 さすがは香川県人、と思った。 というのも、こないだ読んだ本に、 「香川県人は適応能力がたかく陽気」と書いてあったから。 香川は四国の玄関に位置してるから、本州から入ってくるものに興味津々で、 何にでもすぐなじむということらしい。陽気なのは気候温暖だかららしい。 しかし「大人物(ダイジンブツ)がいない」とも。 空海など、出るには出たけど、そういう人は 若くして香川を出て、その後で成功している、とのことだ。 ううむ。頑張れ、陽気な細川。ぜひとも大人物になっていってくれ。
当番 鍵原 真澄 山田は最近やる気がみなぎっている。 先日もある組体操技に挑戦し成功した神宮を熱い眼差しで見つめていた。 その時の台になっていたのは細川だったのだが近くにいた私に向かって 「鍵さんはあれ(台の方)練習しないんですか?」 と聞いてきた。 その言葉の裏には 「私もあれやりたい!」 という意志が明らかに感じられた。 後日私も同じ技を組体操プロ神宮と練習し、台としてのコツを修得した。 おまたせ、山ちゃん。 山田の「やりたい」気持ちに答えたくてこれは練習したようなものだ。 何度か失敗をくり返した後、見事に成功した。 その後も次々に「私も」を連発し着実に「クミタイサー」への道を登りつつある山田だ。
|
| 広告 | [PR] 花 再就職支援 冷え対策 わけあり商品 | 無料レンタルサーバー | |